弱視
弱視とは
弱視とは、視力が成長するまでの過程で何らかの影響があり、視力の成長を妨げてしまっている状態のことをいいます。通常、眼鏡を装用すると良好な視力を得られますが、弱視の場合は眼鏡をかけても矯正視力が出ません。弱視の原因にもいくつかの種類があり、精査が必要となります。
治療
弱視の治療は、できるだけ早期に発見し、治療に対する反応が良い期間内に行うことが重要です。治療の基本は、その子の目の状態に合った眼鏡をかけることから開始します。子供はピントを合わせる力がとても強いため、本来の屈折異常が隠れていることがあります。そこで、ピントを合わせる力を一時的に麻痺させる目薬を使用し、本来の屈折値を測定したうえで、眼鏡を作成します。また、その後の経過によって治療を追加していきます。
弱視は見た目でわからず、子供も見えづらさを訴えないので、発見が遅れてしまうことがあります。小学校高学年になり初めて眼科を受診し、そこで弱視が発覚したというケースもしばしば見られます。何か心配なことがございましたら眼科への受診をおすすめいたします。当クリニックでは視力検査を上手にできない年齢でも屈折の状態がわかる機器を導入し、弱視の早期発見に努めております。